香川プライドウィーク2019~OUT IN JAPAN STOUHCI写真展~

昨年10月にレスリー・キーが高松市で撮影したセクシャル・マイノリティのポートレイト写真を中心に、過去のアーカイブスから香川県に所縁のある当事者の写真をメッセージと共に展示した「OUT IN JAPAN SETOUCHI」写真展。


昨年2018年10月、高松で四国初開催された撮影会で
世界的なフォトグラファー レスリー・キーに
撮影された写真の前で
「OUT IN JAPAN SETOUCHI 写真展」(2019)会場にて。


大成功を収めた丸亀レインボーパレードの勢いを受けてか、6日間という短い期間にもかかわらず、約500名の方にご来場いただきました。


SNSで興味を持った、偶然通りがかった、知り合いから教えてもらった、TVや新聞の報道を見て、など来場理由は様々でしたが、どなたも写真やメッセージにじっくり目を通してくださっていて、在廊スタッフの一人として胸が温かくなりました。


また、「セクシュアル・マイノリティの人と接する際に具体的にどういった言葉かけをしたらいいのか」「小さな生きづらさが沢山積み重なっていると思うが少しでも和らげるために何ができるか」など、スタッフに質問してくれる方も少なくありませんでした。他にも、「モデルの多くは近隣の県に住んでいて、特にこの壁のモデルは全員香川県に住んでいるんですよ」と伝えると、驚くと同時に、写真を見る目がより真剣になった方も。
セクシュアル・マイノリティが「テレビの向こう側の存在」ではなく、「身近にいる存在」として捉えてくれているのが伝わってきて、心から嬉しかったです。

セクシュアル・マイノリティに関わらず、人は何らかの生きづらさを抱えていたり、生きづらさに苦しんでいる人に出会ったりすると思いますが、このような個人の経験を基に、人が人に寄り添おうとする気持ちは温かく勇気づけられるものです。写真展の会場は、関わってくださった多くの人の気持ちがこもって、終始あたたかくて優しい空間となっていたと感じています。感謝の気持ちでいっぱいです。

ある来場者の方が「マイノリティが生きやすい社会は、すべての人にとって生きやすい社会につながる」と仰っていました。セクシュアル・マイノリティの存在を可視化する今回の写真展は、そんな社会に近付く一歩となったと信じていますし、今後も何らかの形で活動を続けていきたいと強く思いました。
こう思えているのも、来場者様を始め、ご協力くださった多くのスタッフ・関係者様、各報道機関樣のおかげです。本当にありがとうございました。

ポジティブなエネルギーを未来につなげるぞ!

OUT IN JAPAN STOUHCI 写真展
在廊スタッフ 佐藤志保


※今回の写真展でも展示された、世界的なフォトグラファー レスリー・キーが昨年高松で撮影したLGBTQの写真は、こちらからもご覧になっていただけます。

OUT IN JAPAN SETOUCHI

日本各地で開催されている
カミングアウト・フォト・プロジェクト
OUT IN JAPAN
は2020年まで続きます。
「あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる」
このプロジェクトに参加したいLGBTQの皆様、チャンスはあと僅かの期間です。
ぜひご参加くださいね。