中四国初開催!!!丸亀レインボーパレード


明日8月25日(日)、いよいよ中四国初開催のレインボーパレード「丸亀レインボーパレード」が開催されます!
このレインボーパレードには香川に限らず、日本各地からLGBTQ・セクシュアルマイノリティ(性的少数者)や、それをサポートする人たちが集まります。

これまで、日本の主要な大都市ではレインボーパレードが開催されてきましたが,中四国の都市ではまだ一度も開催されていません。


昨年2018年の10月に高松で開催された(こちらも四国初開催でした)カミングアウト・フォト・プロジェクト「OUT IN JAPAN SETOUCHI」。
世界的に有名なフォトグラファーであるレスリー・キーが!四国の高松で!57人のLGBTQたちを撮影しました。

「OUT IN JAPAN SETOUCHI」

このプロジェクトの撮影会・写真展の前に、プレイベントとして、香川の企業を対象にした「OUT IN JAPAN SETOUCHI コラボイベント ヒトデTalk LGBTと働くを考えるPart2」も開催しました。


香川に暮らすLGBTQが働く心境や、取り巻く環境について語り、これから企業がLGBTQに対してポジティブに取り組むことがどんな結果を生むのか、ということを伝えました。

その時に、お声をかけさせていただいていた丸亀商工会議所青年部会長の矢野秀典さんに、今年に入って「まるがめ婆娑羅まつり」でレインボーパレードをやってみないか?とお誘いをいただいたのです。

急なお話で、私は今年出来るかどうかは分からないと思っていたのですが。そこで
「やりたいです!」
と、力強くテンションを上げてくれたのが、昨年の「OUT IN JAPAN SETOUCHI」で初めて自身がバイセクシュアルであることをオフィシャルにカミングアウトした藍川逸美さんです。



昨年の「OUT IN JAPAN SETOUCHI」で代表を務めていた私は、撮影会当日は取材や会場にいらした方の相談の対応に追われ、バタバタと会場を走り回っていました。その一瞬に見えた撮影された彼女が、誰よりも感動して泣いていたのを覚えています。断トツに号泣でした(笑)

それまでオフィシャルにカミングアウトしてなかった逸美さんが、まさか翌年には「丸亀レインボーパレード」の代表になって活動することになるとは思ってもいませんでした。

人生を変えた一枚。 

こういうのを目の当たりにすると、私はまた「OUT IN JAPAN、やって良かった~(T-T)」と、感じることが出来ます。

彼女にもまた「丸亀レインボーパレード」を「やって良かった~(T-T)」と、感じて欲しい!

ということで。
皆様、明日8月25日(日)「丸亀レインボーパレード」開催です!!! 

参加する人の人生の、何かが変わるかも知れなません。また、それを観る誰かの人生を変えられるかも知れません。

パレードは当日飛び入り参加も可能ですが、
事前のお申し込みはこちらから。

丸亀市は、既に何年か前から丸亀の梶正治市長が行政に働きかけてくださり、市役所でLGBTQに関する研修会、意見交換会が続けられています。
それは丸亀市で「パートナーシップ制度」制定を視野に入れてのことだったのですが、順調に進んでいるように見えていたところで市議会の方で「時期尚早なのではないか」「実際に使う人がいるのか?」という慎重な意見が出て、一旦保留という状態になっています。

ちゃんと香川にも、同性カップルは沢山います。
結婚する権利の獲得、パートナーシップ制度の実現に向けて積極的に活動している人もいます。




今の日本では同性カップルは結婚することが出来ません。男性と女性の夫婦と同じように、同性カップルは平等に権利が与えられてないのです。

例えば、何年も一緒に暮らしてきた同性カップルがいます。
その片方が急病で病院に運ばれました。死ぬかも知れません。という状況になった時、どんなにその二人がお互いに大事に思っていても、家族ではないので集中治療室には入れません。死に目にも会えないのです。
もし、死んでしまったら。財産は、パートナーではなくその家族が相続します。(それまで関係が良くなかったとしても、です。)
二人で住んでいた家も亡くなったパートナーが家主だった場合は、出ていかなくてはなりません。

愛する人を失った上に、何も残らない。
大事な人に何も残してあげることが出来ない。
そんなことが起きてしまうのが日本の現状なのです。


私は性別適合手術を受けて、戸籍の性別を男性から女性に変更しました。今では自分の心のままに、女性として生活することが出来ています。もう10年が経ちます。当時、私は高松で初めて戸籍の性別を変更した人だと言われました。その頃はまだそんな時代だったのです。
ところが、今では、日本で8000人以上が戸籍の性別を変更しているのです。

先に法律や制度がそこにあるからこそ、自分の存在が社会に認められていると思えるのではないでしょうか。それが先にあれば、人生の目的や目標が変わり、生き方も変わります。

それまで存在すら見えてなかったものが、見えてくるようになるのです。それが「パートナーシップ制度」にも言えることだと思います。


今回、この中四国初開催の「丸亀レインボーパレード」で、実際にLGBTQが身近に沢山いること、それを支える人たちもいることを、沢山の人たちに知ってもらうことはとても大切なことだと思います。

ぜひ、沢山の方に参加していただきたいですね。

ただ、パレードに参加して楽しみたい♪それも良い。幸せなLGBTQがそこにいること自体が、一番パワーがありますから。


「丸亀レインボーパレード」は明日8月25日(日)14時~スタートです♪
その前に香川で社会的な活動を続けてきたLGBTQたちによるトークセッションもありますよ。
詳細を載せておきます。どのイベントからでも良いので、ご参加くださいね。

いよいよ「香川プライドウィーク」の始まりです!
沢山の方のご参加、心よりお待ちしております。

Thank you & LOVE,
瀬戸内LGBTプロジェクト実行委員会 代表
プラウド香川 副代表
高野 晶


①トークセッション「香川のLGBTシーンについて」
日時:2019年8月25日(日)10時開始
会場:香川県丸亀市大手町2丁目4番24号 大手町ビル6階 「田岡・佐藤法律事務所」
参加費:無料
登壇者:
藤田博美(「プラウド香川」代表)
高野晶(「瀬戸内LGBTプロジェクト」代表)
谷昂頼(「あしたプロジェクト」代表)
福井瑞穂(「あしたプロジェクト」副代表)
田中昭全・川田有希(「結婚の自由をすべての人に」訴訟原告)
藍川逸美(「丸亀レインボーパレード」代表)

内容:全国的にはあまり知られていないが、香川県はLGBTQ+に関する活動が早くから始まっていた。近年はその活動が多角化し、より盛んになっている。キーパーソンとなっている人たちが一堂に会することで、香川県におけるLGBT運動の歴史を俯瞰しようとする試み。

企画:川田中商会
主催:瀬戸内LGBTプロジェクト実行委員会

②「第1回・丸亀レインボーパレード」
日時:2019年8月25日(日)14時よりパレード開始
集合時刻:13時30分
集合場所:香川県丸亀市浜町115番地 「浜町ガレリア」西側入口
参加費:無料

内容:2018年に丸亀市で検討されていたにもかかわらず、結局導入には至らなかった「パートナーシップ制度」を、もう一度検討してもらう契機として、LGBTQ+の当事者やその支援者が丸亀市内の街路を行進し、性的少数者の人権や多様性の尊重を訴える。

公式サイト:公式サイト:https://maruparade.home.blog/
問合せ:問合せ:https://maruparade.home.blog/contact/
主催:丸亀レインボーパレード実行委員会
後援:丸亀市

③パレード終了後の交流会
日時:2019年8月25日(日)15時~17時30分(パレードにかかる時間によって多少前後します)
会場:香川県丸亀市大手町2丁目4番24号 大手町ビル6階 「田岡・佐藤法律事務所」
参加費:1000円(飲み物・軽食付き)

内容:丸亀レインボーパレード終了後に、パレードに参加した人やその家族や友人などを対象に交流会を行う。様々なセクシュアリティの当事者が一堂に集うことで、それぞれの理解がより深まる機会を作る。

企画:川田中商会
主催:瀬戸内LGBTプロジェクト実行委員会